夏の汗冷え!アンダーウェアを1枚着ると有効なんです!

ランニンググッズ

ランニング中に汗をかき、Tシャツがピタッと肌へ貼り付くのは嫌ですよね。

お腹が冷えてトイレに行きたくなるし、痛くなることもあります。今回はそんな時のお役立ちアイテムをご紹介します。

メッシュアンダーウェアって知っていますか?

Tシャツの下に着る肌着です。登山やトレイルランニングで使っているヒトはとても多いです。

そこでランニングでメッシュアンダーウェアを使う時のメリットや注意しなければならないこと、オススメ商品をお伝えします。

メッシュアンダーウェアの役割

そもそも人間が汗をかくのは、上がりすぎた体温を下げるためです。

ランニング時に着る吸汗性Tシャツは、不快な汗を吸い取ってくれますが、濡れたままの冷たい生地は体熱を奪ってしまいます。それが汗冷えであり、その状態が続くと低体温症につながる可能性もあります。

Tシャツの下に着る理由

1. Tシャツの肌への貼り付き防止

メッシュアンダーウェアが肌から汗を吸い取り、上に着ているTシャツに汗の水分を吐き出します。なので肌はドライなまま快適です。

2. 濡れたTシャツと肌を隔離

上に着ている汗で濡れたTシャツからの水分侵入を防いでくれます。ピタッと冷たいTシャツが肌に貼り付くことはありません。

3. Tシャツの機能をサポート

速乾、吸汗機能があるTシャツをメッシュアンダーウェアが機能補完してくれます。頻繁にTシャツを着替える必要がなくなります。

メッシュアンダーウェア着用の注意点

ジャストサイズを着ないとダメ

メッシュアンダーウェアは肌と生地が触れ合うことで外に水分を逃がす仕組みです。なので、体に生地がしっかりと密着している必要があります。

走る時はTシャツに余裕がある方が良い、というランナーには向かないかもしれません。

洗濯に注意!

特殊な加工が生地に施されたり、素材が使われているので、家庭用洗剤で柔軟剤や香料が入っているものを使うと機能が発揮できません。

中性洗剤でやさしく手洗いをする必要があります。

経年劣化は仕方ない

使用していると徐々に機能は消耗していきます。また、着用により生地が伸びてきたり、メッシュの穴も少しずつ広がってきて機能を発揮するための締め付けが弱くなってきます。

オススメのメッシュアンダーウェア

汗冷えを防ぐというメッシュアンダーウェアの機能は変わらないのですが、ブランドによって商品に特徴があります。

購入を検討する時に、まずは選択肢に入れたい2つをご紹介します。

ファイントラックの「スキンメッシュ」

日本発のブランドで丁寧なモノ作りが安心です。日本人に合わせたサイズやデザインもオススメです。

そして、メッシュアンダーウェアというアイテムを世に知らしめた大ヒット商品「スキンメッシュ」を発売したことで有名です。

スキンメッシュの使用感

撥水加工された生地

特徴は生地全体に施された撥水加工です。汗は生地の撥水加工により肌から離され、穴があいた箇所(メッシュ)から出ていきます。出ていった汗は上に着ているTシャツに吸い取れられる仕組みです。

着心地が良い

メイドインジャパンならではの着心地の良さです。窮屈に締め付けられることもなくTシャツの下に着ていることを忘れてしまうぐらいです。

ニオイ発生防止

走った後の体臭がクサイのは、汗と肌の皮脂が混ざり合うことが原因です。

スキンメッシュは汗を上に逃がすので肌に汗が留まることが少なくなります。着用しているとニオイは抑えられていると感じます。

真夏は暑い

万能なスキンメッシュですが、真夏の日光ギラギラの状況下では暑いかもしれません。

確かに汗は外に逃がしてくれるのですが、重ね着をしている分、暑さを感じます。発汗量を増やす原因になっているかもしれません。体質もあるので個人の判断によるところです。

詳しくはこちら(ファイントラック公式ページ)


ミレーの「ドライナミックメッシュ」

1950年代にフランスで生まれたブランドで、登山用のリュックサックで有名です。山登りに関わる商品群も販売していて、近年注目を集め売れているのが「ドライナミックメッシュ」です。

ドライナミックメッシュの使用感

疎水という発想

ファイントラックのスキンメッシュと同様にメッシュ地ですが、一つ一つの穴が大きいです。生地にポリプロピレンという水分を吸収しない素材を使っています。

疎水という水をはじく力を使い、汗はポリプロピレンの生地をつたって外に出されます。実際にTシャツが肌に貼り付く感じはしないです。

見た目のインパクト大

忍者が着るクサビカタビラ? リンゴを包む包装? その他いろいろな想像が膨らみます。

人目にふれる機会があると注目を集めるでしょう。

厚みのある生地がドライを保つ

濡れたTシャツが肌に触れないように、ドライナミックメッシュは生地そのものに厚みがあります。カサ高なので冷たいTシャツと肌が触れることを回避しています。

走った後もドライな感じは保たれています。

締め付けがキツイかも

サイズ展開が、S/M、L/XLの2択になります(メンズ)。私はMとLの間の微妙なサイズ感です。結局S/Mを選びましたが、着用すると伸縮性がある素材とはいえ、若干窮屈な感じがします。

詳しくはこちら(ミレー公式ページ)

スキンメッシュとドライナミックメッシュの比較

自分で使ってみた感覚ですが、2つの商品を比較してみます。

ファイントラックのスキンメッシュは総合的に優秀です。一方でミレーのドライナミックメッシュは機能特化しています。

どっちがオススメ?と聞かれれば、ドライナミックメッシュです。

走り終えた時も肌はしっかりとドライでした。スキンメッシュも冷たい感じはしませんが、多少は肌にまとわりつきます。きっと疎水と撥水というドライに保つ仕組みの違いからくるものだと思います。

まとめ

メッシュアンダーウェアは汗をできるだけ早く肌から離して、汗が肌にとどまることで体温が下がりすぎてしまうことをさける発想です。

ただし、疎水か撥水でドライに保つ方法が違います。使用目的や試着をして自分にとって合う商品を選択しましょう。

汗冷えはランニングの敵です。走り続ける上で体温は高く一定であることが望ましく、パフォーマンスを維持につながります。

そのサポートとしてメッシュアンダーウェアは強力な武器になることは間違いないでしょう。