男女別50m走の平均タイム【小学生・中学生・高校生・成人】

50m走は誰もが一度は走ったことのある種目です。小学生、中学生、高校生が行う体力テストに限らず、成人の方でも敏捷性や筋持久力などの身体能力をシンプルに測定することができるためイベントや趣味で走る機会があるかもしれません。もしくは運動会の前にお子さんやご自身の今の力を測る方もいらっしゃるのではないでしょうか。今の自分やお子さんの走力が周りに比べてどれくらいなのか、このページでは男女別、年齢別に50m走の平均タイムを示していきます。

50m走平均【6歳から18歳まで】

出典はスポーツ庁による「体力・運動能力調査（平成29年度）」です。

男女のタイムの違い

一般に成長期は女子のほうが早く訪れるといわれています。50m走の平均タイムにもそれが表れており、12歳までは女子のほうが男子よりも速い平均タイムとなっています。小学校高学年までは背の高い女子が多かったですよね。一方中学生になると男子にも成長期が訪れます。身長はもちろん、筋肉量も女子を追い抜くため、男子の50m走の平均タイムは女子よりも速いタイムとなります。

男女のピークの違い

男女のピークの違いについてはどうでしょうか。50m走の平均タイムが1番速い年齢は男子では17歳、女子では14歳となっています。ここでも男女の成長期の違いによるタイムの差が見られますね。ちなみにアスリートの身体的なピークは個人差はありますが23～25歳と言われています。

50m走平均【成人】

それでは成人の50m走の平均タイムについてみていきましょう。残念なことに、先ほどのスポーツ庁による「体力・運動能力調査（平成29年度）」には成人の50m走の平均タイムの統計データはなく、細かな年齢別のデータはこの世に存在しておりません。そこでこのページではスポーツ庁が後援する「全国統一かけっこチャレンジ」というイベントに参加した方々の記録から、年代ごとの「運動に興味のある、少し走るのが速い成人の平均」を示します。

1.　全国統一かけっこチャレンジとは？

“気軽に” “本格的な環境で” “こどもから大人まで誰でも参加できる”をコンセプトに全国各地の陸上競技場を舞台に行われているイベントです。「全国統一かけっこチャレンジ（http://www.kakekko-japan.com/）

1) 20代の平均タイムは6.83秒

20代の「運動に興味のある、少し走るのが速い人の平均」は【6.83秒】でした。少し速すぎるような印象を受けます。20代の部活に所属している大学生が多く含まれているのかもしれません。

2) 30代の平均タイムは7.28秒

30代の「運動に興味のある、少し走るのが速い人の平均」は【7.28秒】でした。この記録は16歳つまり高校1年生の男子のタイムの平均とほぼ同じです。7.28秒で走れる人は、普通の高校2年生の走力と同じ若さを持っています。

3) 40代の平均タイムは7.33秒

40代の「運動に興味のある、少し走るのが速い人の平均」は【7.33秒】でした。30代と40代の間にあまり差がないように感じます。40代でも運動に興味を持っている人は若いころから運動習慣があるのかもしれません。

まとめ～自己ベストを目指そう～

男女別50m走の各年代の平均タイムを示してきました。ご自身のタイムと比較していかがでしたでしょうか。平均よりも速く走れてうれしい方も平均よりも遅くてがっかりした方もいらっしゃるかと思います。周りと比べることはわかりやすい指標ですが大切にしていただきたいのは自己ベストの更新です。昨日の自分よりも速く、少しずつでも「成長」し続けることが大きな喜びにかわります。こちらのサイトでは速く走るコツが多数紹介されていますので是非チェックされてください。

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