練習を記録しよう!陸上日誌について!

ランニング知識

皆さんは練習の記録ってつけていますか?

おそらくつけていない人がほとんどだと思います。では、自分が調子が良かった頃、どんな練習をしていたか覚えていますか?

「覚えていない」という人はとてももったいないです!その頃と似た練習を行えば、また調子が上がる可能性が高いからです。

走りが速くなる方法の正解は存在しません。各個人で見つけていくものなのです。その答えを見つける手段の一つが、練習の記録をつけることなんです。

今回は、その練習の記録をつける練習日誌について解説していきたいと思います。参考にしてくださいね。

練習日誌について

  1. 練習日誌とは
  2. 練習日誌の記録方法
  3. 大事なのは継続すること

練習日誌とは

練習日誌とは冒頭でも少し説明した通り、練習の記録をつけるものです。練習のこと以外にも食事や睡眠など、生活のことについて記録をつけると、さらに効果的です。記録をつけて後から見直すことで、反省することができ、次の練習や大会に生かすことができます。

練習日誌の記録方法

ノートと鉛筆

まずは、ノートを用意して鉛筆で記録していく方法です。普通のノートでも良いですが、日付ごとに区切られているものだとさらに書きやすいです。ノートが何冊も溜まれば、大きな達成感を得ることができます。

スマートフォン

ノートが溜まるのが逆に嫌だと感じる人は、スマートフォンに記録していく方法もあります。単なるメモのアプリでも良いですが、練習や生活の記録をつける専用のアプリもあります。たくさんあるので、その中から自分に合うものを使いましょう。スマートフォンは持ち運びに便利なので、いつでも見返すことができます。

大事なのは継続すること

練習日誌を書くにあたって最も重要なことは、継続することです。これから練習日誌に書くと良い項目を紹介しますが、始めから全部の項目を書くことはおすすめしません。書くことが多過ぎて、続かない可能性が高いからです。最初は1日5分ほどで良いです。くれぐれも三日坊主にはならないようにしましょう。

練習日誌に何を書くか?

  1. 練習メニュー
  2. 大会のこと
  3. コンディション
  4. 食事
  5. 睡眠
  6. 体重
  7. 目標

練習メニュー

練習の内容

練習の内容は練習日誌に必須といっても良いでしょう。ウォーミングアップ、練習、クーリングダウンに行ったこととタイムを記録しましょう。実際のタイムはもちろん、設定タイムも記録すると比較がしやすいです。

練習の感想

練習の内容とともに、練習の感想を記録すると良いです。練習の内容は意外と覚えているものですが、練習の手応えだったり、感触というのは忘れやすいです。その日のうちが一番覚えているので、後で役に立ちそうなことはしっかり記録しましょう。

大会のこと

練習はもちろん、大会のことについても書くと良いです。練習と照らし合わせれば、どんな練習が大会での良いパフォーマンスにつながるかが見えてきます。普段の練習とは環境、人数、気持ちの入り方などが一味違うのが大会です。いつもより詳細に記録しておくと良いでしょう。

コンディション

その日を通してのコンディションを記録することも効果的です。コンディションが最高な状態を100点として点数をつけます。見返す際、ある程度点数に変動が生まれているのに気付くはずです。こうすることで、どういった練習や生活をしたときにコンディションが上がるのかが分かります。

食事

3度の食事

3度の食事の内容を記録するのも良いです。食事はランニングパフォーマンスに大きな影響を与えます。特にエネルギー源となる炭水化物、筋肉の元であるタンパク質は欠かせません。その他の栄養素も満遍なく取る必要があります。ノートに食べた物を一つ一つ記録していくのは面倒な場合は、食前に写真を撮ると良いでしょう。

間食

間食についても同様に記録すると良いでしょう。練習時に空腹になるのを防ぐためにある程度の間食は必要です。しかし、間食の取り過ぎは太る原因となります。間食の管理を行うことで、太ることを予防できます。

睡眠

睡眠の記録もつけると良いです。睡眠は、疲労を回復させる重要な役割をしています。起床時刻と就寝時刻を記録しましょう。毎日同じ時間睡眠をとることに加え、起床時刻と就寝時刻をなるべく同じにすることも大事です。そうすることで、睡眠リズムを整え、睡眠の質を高めることができます。

体重

ランナーにとって体重管理は大切です。毎日同じ時間に体重を測って記録しましょう。しかし、あまり神経質になり過ぎてはいけません。体重というものは、練習量や食事量に応じて変わるのが当たり前です。体重を気にし過ぎると走ることが楽しめなくなってしまいます。太り過ぎを予防するために少し意識するぐらいの気持ちで記録しましょう。

目標

目標を記録すると、モチベーションが維持できるので良いです。長期目標と短期目標の2つを定めることをおすすめします。

長期目標

1年後の自分の目標を書いてみましょう。長期目標なので、なるべく大きな目標の方が良いです。ノートなら表紙に大きく書くなどして、毎回目に入る方がモチベーションを保てます。

短期目標

長期目標だけではなかなかモチベーションを保てない人もいるのではないでしょうか?

そんなときには1週間後や1ヶ月後の短期目標を決めてみましょう。短期目標なので、なるべく達成できそうな目標の方が良いです。短期目標を一つずつ達成することで自分に自信がもてます。さらに、小さな短期目標を達成していくことが、大きな長期目標の達成にもつながります。

ちなみに私はこんな感じでやってます。

スマートフォンのアプリに記録するタイプです。見てもらうと分かるように、私自身も続けやすいように項目をあまり盛り込み過ぎないようにしています。それでも記録したいことはしっかり記録できるように、自分に必要な項目を考え、絞っています練習日誌は十人十色です。自分だけの練習日誌を作り上げてください。

練習日誌を見返すタイミング

調子が上がらないとき

ランニングを長く続けている人なら一度は調子が上がらないことを経験したことがあるでしょう。そんなときに練習日誌を見返してみてください。特に注目すべきなのは「調子が良かったときに何をしていたか」です。調子が良かったときにしていたことを実行することで、調子が戻ることがあります。

練習メニューに迷うとき

練習メニューに迷うことは誰にでもありますよね?

そんなときにも練習日誌を見返してみてください。きっと1ヶ月ほどやっていないトレーニングが見つかるはずです。それを行えば、トレーニングのマンネリ化を防ぐことができます。様々な種類のトレーニングを行うことで、様々な部位の筋肉が鍛えられます。

走る気持ちになれないとき

走りたくないと思ったり、もう走るのをやめてしまおうかなあと思うことがあるかもしれません。こんなときにも練習日誌を見返してみてください。今まで自分がコツコツと頑張ってきたことが、次々と目に入ってきます。見返せば苦しいことばかりでなく、楽しいこともあったことに気づくと思います。それでまた走ってみようという気になれるはずです。

 

まとめ

以上、練習や生活の記録をつける練習日誌について解説しました。

この記事を読んで、陸上日誌をつけてみようと思った人はいると思います。繰り返し言いますが、一番大事なのは「継続すること」です。最初からいろいろなことを記録する必要はありません。練習内容とコンディションを記録するだけでも良いです。慣れてきたら少しずつレベルアップさせれば良いのです。

「継続は力なり」です。自分だけの練習日誌を作成します、皆さんのランニングパフォーマンスが向上することを願っています!