ランニングで使えるガーミンのGPSウォッチの選び方とオススメ7選

ランニングが習慣化してくると、欲しくなってくるのがGPS機能付きのランニングウォッチですよね。

でも、いざ見てみると、いろいろなメーカーからたくさんのモデルが出ていて、どれを選ばいいのかわからなくなってきます。

今回は、GPSランニングウォッチの最大手メーカー・ガーミンの各モデルについて機能など比較し、オススメの選び方をご紹介したいと思います。

GPSウォッチの機能を知ろう
ガーミン製品と他社製品の特徴
ガーミンの製品ラインナップと仕様比較
まとめ

GPSウォッチの機能を知ろう

GPS機能付きのランニングウォッチと一言で言っても、搭載されている機能はものすごくたくさんあります。

例えば、ガーミンのフラッグシップモデルFenix6Xのスペックを御覧ください。

Fenix6Xスペック表

見てるだけで頭がクラクラしてきますよね。すべての機能を理解して、モデルを選ぶのは難しいです。今回は初めてGPSウォッチを購入される方に特に注目していただきたい機能について説明します。

使用時間（稼働時間）
アクティビティ
トレーニング
ライフログ

細かい仕様や機能は使いながら、少しずつ理解していけば十分です。

使用時間（稼働時間）

スマホでも、他のスマートウォッチでも同様ですが、使用時間は長ければ長い方がいいにきまってます。

ランニングの時だけ使うのならともかく、普段遣いの時計としても使うのであればなおのことです。腕時計なのにスマホのように毎日充電しないといけないのは不便ですよね。

その点、ガーミンの製品はどれも使用時間が長く、安心して使うことができます。

スマートウォッチモード

普通に時計として使っている状態です。某スマートウォッチのように画面が消えたりすることもなく、スマホの通知もリアルタイムで表示できる状態で、数日はもちます。

GPSトラッキングモード

ランニングなど、GPS機能を有効にした状態です。この時間は機種によって大きく異なります。また、重要なポイントでもあります。

例えば、フルマラソンを5時間で完走できる方が、このモードで5時間しか使えない製品を使ったら、スタートから完走までもたない可能性があることになります。

ターゲットとするレースの想定タイムよりも、余裕を持った使用時間の製品を選ぶ必要があります。

アクティビティ

この記事をご覧の方は、おそらくランニングのためにGPSウォッチを購入しようとされているかと思います。

ほとんどの製品は、ランニング以外のスポーツにも対応しています。

ランニング系だけでも、ウォーキング、インドアのトレッドミル（ランニングマシーン）やトレイルランニングなど。水泳やバイク、ゴルフ、ジムトレーニングなど、モデルによってかなりのスポーツをサポートしています。

ご自身の必要と思われるアクティビティがサポートされているかも、重要なポイントではないでしょうか。

トレーニング

一定のペースで走るペースランニングや、疾走とジョグを繰り返すインターバルなど、ランニングのトレーニング方法には色々な種類があります。

これらのトレーニングは走力のレベルアップには欠かせないものですが、いざ自分で行うとペース配分や距離によるペースの切り替えなど、意外と難しいものです。

ガーミンのGPSウォッチなら、あらかじめ設定したトレーニング内容にしたがって、走りながらペースなどを指示してくれるので簡単に目的にあったトレーニングが可能になります。

ライフログ

心拍計や、各種センサーを駆使して、1日の体の状態を記録してくれる機能です。睡眠の質や、1日でどれくらいの運動をしたか等、後で見返して次へ活かすことができます。

睡眠の質が低下していると思ったら、意識的にしっかり睡眠を取れるようにしてみたり、疲労が溜まっているようであれば、ランをお休みしたり。

必要ないと思われるかもしれませんが、何気なく見る機会が増えるので、自然と生活改善につながったりします。

おまけ、ミュージック機能

モデルによっては音楽データを時計本体に保存し、Bluetoothイヤホンと接続して使用できるものがあります。

例えば、ForeAthlete245なら、ForeAthlete245Musicと、最後にMusicが付くモデルがこの機能を搭載したモデルになります。

スマホを持って走る必要がないので、身軽になれます。価格差としては5000円くらいなので、どちらを選ぶかは悩ましいところかもしれません。

おまけ２、コースガイド

Garmin Connect上の地図でコースを作成し、ウォッチに入れておくことで、ウォッチ単体でランニングコースをナビゲーションしてもらうことができます。

普段はあまり使うことはないかもしれませんが、初めて走るところなどでは、事前にコースを設定しておくと非常に便利です。

また、コースを作成しておかなくても、ラン途中からスタート地点へ戻るナビゲーションをしてもらうことも可能です。これで道に迷っても、大丈夫ですね（笑）

ガーミン製品と他社製品の特徴

ガーミン以外にも主に以下のメーカーが同様の製品を出しています。

ガーミン
SUUNTO
Polar
エプソン

もちろん、これら以外にもたくさんありますが、ここではシェア上位のこれらのメーカーについて簡単に特徴を紹介していきます。

ガーミン

ランニング用のみならず、GPS機器に定評のあるメーカーで、スポーツ向けGPSウォッチでもシェアナンバーワンです。

GPSの補足スピード、精度ともにすばらしく、このメーカーのものを選んでおけば後悔することはないでしょう。

スマホやPCと連携して記録を見ることができる、Garmin Connectは見やすさ、使いやすさ、機能の豊富さなど、他社の追随を許さない完成度です。

また、ウォッチフェイスなど、ユーザーが独自にアプリを開発し、インストールすることができるのも大きな特徴です。

個人的には、このアプリ（Connect IQアプリ）だけでもガーミンを選ぶ価値があると思っています。

また、NIKE+やRUNTASTIC、STRAVAなど主要なランニングアプリとも簡単に連携できるのも魅力です。主要なアプリは網羅されていますので、こういうアプリを使用されている方にも安心です。

SUUNTO

SUUNTOはフィンランド発祥で、登山向け製品を多く出していましたが、今ではランニング向けのGPSウォッチとしても有名になっています。

北欧らしいクールなデザインは根強い人気があります。私自身も、デザインで選ぶならSUUNTOの製品を選びます。

GPSの精度も定評があり、本体の機能もどんどん追加されて使いやすくなっています。

ただ、スマホのアプリはおせじにも使いやすいとは言えず、連携できるサービスも多くないため、その点はデメリットと言えるかもしれません。

Polar

Polarは心拍計からスタートした会社ですので、スポーツ向けGPSウォッチの分野でも心拍計およびそのデータの活用には力を入れています。

心拍計の精度はもちろんですが、その測定したデータをいかに活用してフィードバックするか、という点に重きを置いているのが特徴です。

エプソン

派手さはありませんが見やすい液晶画面と、GPS精度の高さで特に日本での人気が高いメーカーです。

ただし、メーカーホームページでは新製品の情報はなく、既存モデルも在庫限りで販売終了となっています・・・

ガーミンの製品ラインナップと仕様比較

前置きが長くなりましたが、以上のポイントをふまえた上で、ガーミン製品のご紹介をしたいと思います。

	Fenix6	ForeAthlete945	ForeAthlete645	ForeAthlete245
価格	¥105,000	¥69,800	¥44,800	¥34,800
スマートウォッチ稼働時間	13日	14日間	7日間	7日間
GPSモード稼働時間	36時間	32時間	14時間	22時間
Connect IQ	O	O	O	O
スマホ連携	O	O	O	O
トレーニング	カスタマイズ可	カスタマイズ可	カスタマイズ可	カスタマイズ可
ライフログ	O	O	O	O
コースガイド	O	O	O	O
ひとこと	6/6X/6Sの3モデルのシリーズで構成されるフラッグシップモデル。	トレランする方におすすめ。	可もなく不可もなく。値段的にも立ち位置が微妙。	ランニング向けのエントリーモデル。初めての方にオススメ。

	ForeAthlete45	VivoActive3	VivoSport
価格	¥24,800	¥36,852	¥19.800
スマートウォッチ稼働時間	7日	7日間	7日間
GPSモード稼働時間	11時間	11時間	8時間
Connect IQ	△ （ウォッチフェイスのみ）	O	X
スマホ連携	O	O	O
トレーニング	カスタマイズ可	△	△
ライフログ	O	O	O
コースガイド	X	X	X
ひとこと	機能を限定したエントリーモデル。	トレーニング機能が簡略化された以外はForeAthlete245とほぼ同等。	大きな時計をつけるのに抵抗がある方向け。