『脚が痛い!』
でも
『休んだら今までの努力が水の泡になる・・・』
休んだ方が良いのは分かるけど、休むって難しいですよね。
- もっと速く走りたい
- もっとキレイに、カッコよく走りたい
- 今掴んでいる『良い感覚』をキープしたい
調子がいい時、ランニングが楽しい時ならなおさらです。
しかし、痛いときは思い切って休みましょう。
これまで1000人以上のランナーに指導しましたが、モチベーションが高い人ほど休むことが難しいようです。
調子がいい時こそ要注意
ランナーが脚を痛めるのは、決まって調子がいい時です。(例外もありますが・・・)
- このままどこまでも走れそう!
- もっと速く走れそう!
- この感覚を忘れたくない!
そんな時、ついつい『もう少しだけ』と走る距離を延ばしてしまいますよね。
ただの練習なのに、ラストスパートをかけてみたり・・・。
しかし、大抵そんな時に限って脚を痛めてしまうんです。
そして、
- 調子に乗らなければ良かった・・・
- あの時に戻りたい
そう思っても後の祭りです。
故障の原因は
後になってみないと分からないことですが、確かにあなたはあの時無理をしていたのです。
『まだイケる気がしたんだけど・・・』
でも、身体は悲鳴を上げていました。
原因は、身体があなたのスピードに耐えられなかったからです。
スピードを出せる身体、耐えられる身体
あなたは、確かにスピードを出せる身体になりました。
日頃の練習の賜物です。
しかし、スピードを出せるからと言って、そのスピードに耐えられる身体になっているとは限りません。
だから、トレーニングは段階を踏んで上げていかなくてはいけないのです。
単発ではなくコツコツ
一回の練習をとことんやり切ることは、確かに気分が良いものです。
しかし、はやる気持ちを抑えることはそれ以上に大切です。
無理をしないことで得られるメリット
- 故障のリスクが低くなる。
- 継続するとスピードに耐えられる身体ができる。
マラソン世界記録保持者のキプチョゲ選手も、大事なレース以外では無理をしません。『継続的にトレーニングすることが最も重要だ』と言っています。
“Number D”お買い上げ!マラソン世界新記録樹立のキプチョゲ選手の哲学がこちら
〜マラソンを走るために最も必要な要素とは?〜
①継続的にトレーニングすること
②情熱を持つこと
③しっかりとした自己管理をして、シ
ンプルな生活をすること最強ですね! pic.twitter.com/X4320d8Xo7
— 背徳の50番ランナー (@hIFK8g4rBMTcoHk) 2019年2月10日
万が一故障してしまったら『すぐに休む!』
どれだけ気を付けていても、しっかりケアをしていても、人間ですから故障することもあります。
故障をしてしまったら、仕方がありません。
すぐに休みましょう。
走りたい気持ちを抑えて
故障する前は、きっと調子が良かったのでしょう。
故障してしまったあとの気持ちは、痛い程よくわかります。
故障したときの気持ち
- せっかくいい感じで走れていたのに
- 休んだら今までやってきたことが無駄になる
- レースまで時間がないから休めない
こんな気持ちを抱えたまま、休むことは苦しい事です。
しかし、そこはぐっとこらえて休みましょう。
次はもっと上手くやれる
安心して下さい。
軽症のうちに休むメリットは3つあります。
軽症のうちに休むことで得られる3つのメリット
- 回復が早い
- 取り戻すのに時間がかからない
- 休むと元気になる
数日、場合によっては数週間の休養期間が必要かもしれません。
しかし、今度はもっと上手くやれます。
これまで身に着けて来たことは、身体が覚えていますから、取り戻すのに時間はかかりません。
最短で復活を遂げるためにも、まずは元気な身体に戻さないといけませんね!
軽症のうちに休まないと・・・3つのデメリット
- 回復が遅くなる
- フォームが崩れる
- 再発しやすくなる
痛みを抱えたまま走り続けているランナーの多くは、フォームを乱しています。
一度ついてしまった悪い癖は、走りながら修正することが困難です。
痛くなったら、すぐ休んだ方が後々絶対に良いです。
損切りという考え方
投資の世界には、『損切り』という言葉があります。
損切りできない投資家は、いつか好転することを願って決済しないままやり過ごします。
1度や2度助かることもありますが、多くの場合取り返しのつかない損失を抱えてしまうのです。
ランナーも損切りが大事!
これは、ランナーにも当てはまりますね。
『これくらい大丈夫!』
と思って走り続けていたら、重症を負ってしまって結果長期療養なんてことに・・・
そうならないためにも、早めの決断が大事です。
痛みを感じたらすぐに『損切り』をして、回復したらまた走り出しましょう。
まとめ
以上
- 調子がいい時こそ要注意
- 万が一故障してしまったら『すぐに休む!』
- 損切りという考え方
と言う内容で、お話させて頂きました。
多少の痛みでも『走り続けたい』と思うのは、もちろんモチベーションが高いからです。
これまで1000人以上のランナーに指導してきたので、痛い程よくわかります。
しかし、時としてモチベーションが高すぎることが、悪い結果を招くことをお分かり頂けたと思います。
マラソンを楽しく長く継続するためにも、『痛くなったらすぐ休む!』を守ってくださいね。
maasa
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