あったら良いと思うランニングに関するもの

ランニング知識

一人のランナーとして「あったら良いな」と思うランニンググッズやランニング関係のものを考えてみました。実現が難しそうな夢物語から、実現可能なアイデアまで様々です。発想と発想が合わさることで新たに楽しいものが出来上がることもあります。

ちょっとした思い付きやアイデアを発表することで、誰かの目に留まり、ランニングの発展や楽しさの増大になれば良いと思います。

直ぐにでも実現できそうなもの

技術的には直ぐにでも実現可能なものをあげてみました。もしかすると既に実現されているかも知れません。

左右別々に購入できるランニングシューズ

足の大きさは左右で違う人が多いです。それにも関わらず販売しているシューズは左右共に同じ大きさです。ランニングシューズの試し履きをして「右はピッタリだが左は大きい、サイズを下げると左はピッタリだが右は小さい」というケースはあります。

ランニングシューズのメーカーは基本的に左右同じサイズのシューズをセットで販売しています。左右別々のサイズで購入できると、より自分の足に合ったランニングシューズが購入できるので嬉しいです。

ランニングコーチマッチングアプリ

パーソナルのランニングレッスンを受けたい時、ランナーはWEBでコーチを検索します。検索でヒットしたページに掲載されているコーチのプロフィールを参考にレッスンを申し込むことが多いです。

ランニングコーチにも得意分野があります。初心者やこれからランニングを始めたい方に怪我無くランニング続けられるような指導ができるコーチもいます。タイムアップに必要なトレーニングを提供することが得意なコーチもいます。

もっと多くの情報を得て間違いの無いコーチ選びができると良いです。マッチングアプリでコーチとランナーとの相性を診断できれば良いです。

オリジナルスポーツドリンク調合サービス

スポーツドリンクの主な役割は運動で失われた水分・ミネラルの補給です。スポーツドリンクメーカーは身体に浸透しやすく、飲みやすいスポーツドリンクを開発し販売しています。

ランニングにはまってくるとスポーツドリンクへ要求するものが多くなってきます。エネルギー補給、筋肉疲労の低減、身体への刺激入れなどです。スポーツドリンクの甘さもランナーによって必要性が違ってきます。甘さは脳への刺激になりますが甘すぎるドリンクを嫌うランナーもいます。

原料の選定も大事です。人工甘味料が身体に合わず下痢を起こしてしまうケースもあります。これらの要素を踏まえて、ランナー一人一人の要望に応えたスポーツドリンクを調合してくれるサービスがあれば嬉しいです。

実現できそうだが難しいもの

あると嬉しいが、コストを考えると実現が難しいものをあげてみました。

市民ランナー専用ランニングコース

大きな公園にランニングコースが設けられていることがあります。多くのランニングコースは歩行者と兼用だったり自転車が入ってこれたりしてランナーが落ち着て走ることができません。陸上競技場のトラックを開放している場合もあります。確かにランナー専用ですが、学生がリレーのバトン練習をしていたり、エリートランナーがすごいスピードで走ってきたりと、市民ランナーが落ち着てい走ることが難しいです。

市民ランナーの専用コースがあれば嬉しいです。有料にした方が本当に走りたいランナーが集まります。1周1km程度あればトレーニングに使うには十分です。ペース別に3コースあるとランナー同士のストレスも少ないです。

例えば

・6:00/kmよりゆっくりコース

・6:00~5:00/kmコース

・5:00/kmより速いコース

です。

バーチャルトレッドミル

トレッドミルは悪天候の日にランニングをできる便利な機器です。トレッドミルの難点は

  • 単調で飽きる
  • 風が無いので暑い
  • 風景が変わらない

です。コストを度外視しすれば、外で走っている環境に近いバーチャルトレッドミルができそうです。

  • 360度スクリーンで外を走っている景色を移しペースの上げ下げにも対応
  • 送風機でペースに合わせて風を受ける
  • 自動的にアップダウンを作り出す
  • ペースはランナーの動きに合わせて自動的にアップダウンする

24時間ランニングステーション

仕事の多様化、国際化と共に夜に働く人も増えてきました。スポーツジムは24時間営業しているので、ランニングステーションも24時間対応すれば喜ぶランナーもいるはずです。24時間営業するのは難しくないですが、事業として利益を出すのは難しいかも知れません。

あったら欲しい機器

あったら欲しい機器をあげます。似たような機器は出ていますが、精度や価格の問題などで購入をしなかったものもあります。

疲労測定機器

疲労を測定して数値化できれば、トレーニング計画に活かすことができます。疲労が大きいときはトレーニングメニューを負荷が低いものに変更したり、休みにすることができます。肉体の疲労が溜まっているときに無理をすると故障の原因になるので、疲労を測定出来れば故障のリスクを減らすこともできます。

疲労を何で測るかが難しい問題です。血中乳酸濃度、心拍数、体温、血中酸素飽和濃度を測る機械はありますが、疲労との関係を明確にして閾値を設けるのは難しそうです。

高性能ランニングペース表示機器

GPSウォッチはとても便利です。走っているペースをリアルタイムで表示してくれます。距離を計測した場合も高機能機種では誤差が1%程度です(1%誤差の場合フルマラソンを走って誤差が420m)。

便利なGPSウォッチですが衛星と通信して位置を割り出すので、ビルなどが多い場所では一時的に大きな誤差がでる場合はあります。ペース走をしている場合、一時的な誤差はペースを乱す原因になります。

GPS機能と加速度センサーを組み合わせて測定精度を上げている機器もあります。更に高機能なペース表示機器があれば嬉しいです。例えばランニングコース上に位置表示スポットを設置しておき、ウォッチが正確な距離を拾うことができれば、正確なペースをリアルタイムで表示できます。

フォーム矯正機器

ランニングフォームの矯正機器も様々なものがあります。簡単なものではセンサーを身に付けで左右の着地バランスを計測することができます。スマートフォンで撮影したランニングフォームをチェックするアプリもあります。

大がかりなものではモーションキャプチャーをつけてトレッドミルを走り、撮影した結果を解析するサービスもあります。

一番難しいのは何が正しいフォームなのか、基準を作ることです。正しいフォームはあると言う人もいれば、骨格や筋肉量によってフォームは変わるので正しいフォーム個人個人で違うと言う人もいます。

あったら楽しい大会

空想の世界も含めてあったら楽しい大会をあげてみました。もしかしたら既に実施されている大会があるかも知れません。

体重別マラソン

格闘技は体重別にチャンピオンを決めることが多いです。体重が重い方がアドバンテージがあるからです。ランニングは体重が軽い方がアドバンテージがあります。一般的には若い方がアドバンテージがあります。年齢別の表彰があるので、体重別の表彰があっても面白いです。

サバイバルマラソン

フルマラソンはサバイバルレースです。脱落しないでゴールテープを切ったランナーが勝者になります。フルマラソンは距離が決まったサバイバルレースです。距離を決めないサバイバルレースがあっても面白いです。

例えば

  • ペースを決めて走り続け、脱落しないで最後の一人に残ったランナーが勝者
  • 走る時間を決めておき、時間を過ぎたときにトップのランナーが勝者

などです。

エイド完食マラソン

100kmを超えるレースでは途中のエイドで栄養補給が大事です。栄養補給ができないとエネルギー切れを起こし完走が難しいです。内臓が弱いランナーは途中で食べることができなくなります。内臓の強さもウルトラランナーに必要な条件です。

ウルトラマラソンの距離に加えて、エイドで出された食べ物を完食をルールに加えると面白い競技になりそうです。走る速さだけでなく内臓の強さが勝利には必要です。

まとめ

ランニングは身体一つで楽しむことができるスポーツです。一人で走る楽しみ方もあれば、グループで走る楽しみや大会でタイムや順位を競うこともできます。様々な楽しみ方のあるランニングですが、ハマッてくればランニングシューズやランニングウォッチにこだわりを持ったりします。

更にランニングのグッズや大会に対して、「こんなものがあれば良いのに、楽しいのに」と考えるようになります。これもランニングの楽しみ方の一つです。

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しゅうぞう

しゅうぞう

現役のランニングインストラクターです。パーソナルで教えたランナーは400人以上、レッスン時間は約2000時間になります。週2回のグループレッスンも担当。ランニング学会会員です。ランナー、ランニングインストラクターとしての経験を記事に発信します。自己ベストタイムはフルマラソン2時間57分30秒(2016年)、ハーフマラソン1時間22分3秒(2018年)。