サブスリーランナーが教える、ランニングフォームの神髄は『意識しない』こと

ランニング知識

走るって楽しいですよね!

嫌なことがあっても、走ればスッキリします。

しかし、あんなに楽しかったランニングが苦痛になっていませんか?

  • もっと速く走りたくなった
  • 大迫傑みたいにカッコいいフォームで走りたい
  • 意識しても直らない

ランニングを続けていると、誰もが一度はこんな悩みを抱えるでしょう。

『こんなに苦しいのなら止めてしまおうかな・・・』

それは、

もっと速く、そしてキレイに走りたい!』という向上心と共にやってきます。

安心してください。

その苦しみ、フルマラソン2時間42分で走った経験のある私と一緒に解決しましょう!

ランニングフォーム、意識しすぎは逆効果?

走ることが習慣化してくると、余裕が生まれてきます。

そして、次に気になるのがランニングフォームです。

  • YouTubeで有名ランナーのフォームを研究する
  • 雑誌『ランナーズ』などで勉強
  • ネットで情報収集

しかし、街のショウウィンドウに映った自分のランニングフォームは・・・

『思ってたんと違う!』

時間が必要

それもそのはず、フルマラソンで世界記録を持っているキプチョゲ選手は、18歳から本格的に陸上競技を始め、34歳になった今でも、トレーニングを継続しています。

多くの日本人ランナーの憧れでしょう、大迫傑選手は、中学生から陸上競技に取り組んでおり、もうすぐ28歳を迎えます。

両者ともに、15年以上かけて築き上げたフォームです。

確かに一流選手は、小さい頃からカッコよく走れる人が多いですが、年齢を重ねるごとに、更に洗練されていきます。

最初はみんな思い通りに走れない

ランニングフォームに関しての悩みで最も多く聞かれるのが、

『思った通りにできない』

ということです。

鏡に映った自分のフォームは

  • 腕が振れていない
  • 脚が上がっていない
  • 歩幅(ストライド)が狭い

私の知人でランニング初心者の彼は、自分のフォームを見て

『後ろからハンマーで殴られたくらい衝撃を受けた』

と語っていました。

それほどまでに、理想と現実はかけ離れていたのです。

フォームを意識した結果・・・

彼は、理想のフォームで走れず、

  • もっと腕を振らなきゃ!
  • もっと脚を上げて走らないと!
  • もっと地面をしっかり蹴って歩幅を広くしないと!

ランニングフォームを強く意識するようになりました。

フォームが酷くなった

・・・しかし、

結果はもっと酷くなったようです。

  • 腕振りを意識しすぎてガチガチ!
  • 脚を上げようとしてそっくり返る
  • 地面を蹴る意識を持ちすぎてふくらはぎがつった・・・

『走ることを止めたくなりました』

せっかく走る習慣が身に付いたのに、ここで止めたらもったいない!

意識しない!

せっかく改善点が見つかって、修正しようと前向きに取り組んだ結果・・・

さらに酷くなってしまったら、それは止めたくもなります。

しかし、ランニングが面白いのはここからです!

身体の準備が出来ていますか?

理想とするランニングフォームを描くことはもちろん大事です。

それ自体が悪い事ではありません。

しかし、あなたの身体は、それを実現するだけの準備ができているでしょうか?

  • ランナー体型である
  • 十分な脚筋力、体幹力を備えている

恐らく、まだ準備は出来ていないはずです。

やっぱり時間が必要

ランニングも他の多くのスポーツと同様、出来るようになるには、時間がかかります。

ただ、走るだけだったら、健康体であれば誰にでもできますが、キレイに走るとなると、別次元です。

やっぱり時間が必要なのです。

力を抜く

理想のフォームに近づけるためには、身体を思い通りに動かすことができなくてはいけません。

『矛盾している』と思いますよね。

『意識するなって言ったじゃん!』って言われても仕方がありません。

しかし、リラックスしていれば、身体を思い通りに動かすことができるのです。

身体が勝手にやってくれるという感覚の方がしっくりくるかもしれません。

肩の力を抜く

ランニング中に力を抜けと言われても、難しいですよね。

そこで、最も意識しやすい肩の力を抜くことから始めて下さい。

先に挙げた

  • キプチョゲ
  • 大迫傑

の両選手は、肩の力が抜けて自然な腕振りをしています。

こぶしをやや高い位置で振っていますが、肩に力みはありません。

抜き方が分からない時は、力を入れてストン!

『肩の力を抜けと言われても、抜き方がわからない!』

ですって?

ご安心ください。

力の抜き方をご紹介します。

  1. 肩を上げて思い切り力を入れる
  2. ストンと肩を落とすのです。

これを5回繰り返します。

『肩の力が抜けました!』

走る前にやってみるといいでしょう。

信号待ちの時間にも取り入れると、再びリラックスできます。

リラックスが生んだ思わぬ効果!

肩のリラックスを覚えた私の知人。

リラックスしたことで思わぬ効果があったようです。

  • 背筋がスッとのびます
  • 腕を振ろうとしなくても勝手に振れます
  • 脚を上げようと思わなくても前より上がるようになりました
  • 地面を蹴らなくても前より進むようになりました

『走ることが更に楽しくなった!』

と語っていました。

人間の身体って不思議

『動かそう!』

と思うとガチガチになって、

『力を抜こう』

と思うと自然にできるようになります。

人間の身体って不思議ですね。

まとめ

以上

1.ランニングフォーム、意識しすぎは逆効果?

2.意識しない!

3.リラックスが生んだ思わぬ効果!

についてお話しました。

何だか出来そうになってきましたよね?

さあ、ウェアに着替えて、シューズを履いて走りに行きましょう!