全国駅伝 区間賞男が意識していた坂道の上り方、下り方

ランニング知識

あなたは、上りが得意ですか?

それとも、下りが得意ですか?

私は、上りも下りも得意です。

高校生のころは、上りだけが得意だったのですが、今では下りも得意です。

全国駅伝で区間賞を獲得した私が、実践していた上りの走り方、今も私が実践している、下りの走り方をお伝えします。

上りの走り方

私は上り坂が見えるとワクワクします。

普段のジョグでも、ついついペースを上げてしまいます。

私が、上り坂を好きになったのは高校生の時でした。

意識的にペースアップ

集団でロード走をしていると、上りに入った瞬間みんなペースアップします。

監督の指示があったわけでもなく、勝手に競争が始まるのです。

最初はついて行けません。

苦手だった上りですが、何度も何度も経験するうちに、克服できました。

できると好きになる

上りはセンスよりも我慢強さが重要です。

上りが苦手なランナーは、練習で積極的に上り坂を走りましょう。

繰り返し走るうちに、上りの苦しさに慣れます。

レースで上り坂がくると、頑張らなくても他のランナーを追い抜くことができます。

私はこうして上りが好きになりました。

上りは前傾姿勢で

上りでは

  • 腕を振りなさい
  • あごを引きなさい

という指導者がいます。

そうすることで、頑張っている感を出すことはできますが、スピードアップには貢献しません。

私が意識しているのは、前傾姿勢です。

前傾姿勢をとることで、脚が自然に前に出ます。

坂ダッシュもお勧め

  • 200m×10本
  • 下りはゆっくりジョグ

※セット間の休憩ですが、下りのジョグを休憩代わりにすること。スタート地点に戻ったらすぐ2本目を行ってください。

距離、本数などは自由にアレンジしてください。

坂ダッシュで、上り坂を走る感覚を身体に覚え込ませます。

短期間で、上りをマスターしたいあなたにお勧めです。

坂ダッシュのスピード

坂ダッシュのスピードは8割くらいの力で行ってください。

ほんの少し余力を持つことをお勧めします。

ガムシャラに走るとフォームを乱したり、故障を招く恐れがあるからです。

坂ダッシュでも前傾姿勢を意識すると良いですね。

最初の一歩を前に倒れこむようにして走り始めると自然に足が前にでます。

力まず、リラックスして走りましょう。

上りを克服するために、普段から上り坂を見つけたら常にペースアップを心がけて下さい。
上りはゆっくり走ると逆に辛いです。
集中して、一気に駆け上がるクセをつけましょう。

下りの走り方

私は下りが苦手でした。

  • ブレーキをかけてしまう
  • 膝を故障しそうで怖い

というのが、下りが苦手だった理由です。

できる人は最初からできる

平地よりも下りで圧倒的にスピードアップできるランナーがいます。

自然にスピードに乗っているのです。

脚への負担もなく、心地良さそうに下っていくのです。

下りの得意な人に聞いてみると、『下り坂は怖くない』そうです。

下りは攻めると走れる

ガチの駅伝選手だった頃は、脚を大事にしていました。

故障しないように慎重に走っていた結果、下りでブレーキをかけていたのです。

現在は市民ランナーなので、心に余裕があります。

『壊れてもいい』ぐらいの攻めの気持ちで下りを走ってみたら、『あれ?スムーズ!』

下りへの恐怖心がなくなった瞬間から、気持ち良く走れるようになりました。

日頃の練習で、下り坂を見つけたら躊躇することなく一気に下る習慣を身に着けましょう。
ジョグの際でも、全力の6~7割のスピードで走ることをお勧めします。

下り坂ダッシュもお勧め!

  • 200m×10本
  • 上りはゆっくりジョグ

※のぼり坂ダッシュと同様に、登りジョグを休憩の代わりにする。スタート地点に戻ったらすぐ2本目を行ってください。

距離、本数などは自由にアレンジしてください。

下り坂ダッシュのスピード

下り坂ダッシュのスピードは8割くらいの力で行ってください。

上り坂同様、全力で行うと故障の恐れがあります。

リラックスして行いましょう。

比較的体重のある方、膝に不安を抱えている方にはお勧めできません。

まとめ

以上

  1. 上りの走り方
  2. 下りの走り方

について、私の経験を基にお話しさせて頂きました。

上り、下りは練習をすることで必ず速く走れるようになります。

苦手なあなたは、日頃から坂道を選んで走りましょう。