ランニングは一人で楽しめますが、グループで走るのも楽しいものです。グループで走ればおしゃべりをしながら走るので知らずのうちに走る距離も伸ばせます。グループで走るときは仕切る人が必要です。誰かがやってくれると思っていると計画が進みません。
2~3人で走る場合は「走る日時」「場所」を決めれば何とかなります。5人以上で走る場合は「計画し」「参加者への連絡」をしないと上手くまとまりません。グループを仕切るのは少々面倒ですが、ポイントを抑えれば難しくありません。
みんなが楽しく走れると企画した甲斐があり、みんなから感謝されるのは嬉しいことです。
最低限決めておくこと
最低限決める内容は、「日時」「場所」「走る距離」です。
最初に決めること
日時
少人数の場合は、みんなが参加できる日時をすり合わせて決めます。人数が多い場合は仕切る人が日時を決めてから参加者に連絡して出欠を確認することになります。
場所
少人数の場合は、参加者の希望を聞いて仕切る人が決めます。人数が多い場合は仕切る人が決めてしまうことが多いです。
走る距離
少人数の場合、仕切る人は参加者の走力を大体把握しているので走る距離を決めやすいです。人数が多い場合は一番走力が低い人に合わせるのが基本です。周回コースにすると走力に合わせて走る距離を変えることができます。
詰めておくこと
最低限決めるべきことが決まれば、内容詰めていきます。
集合場所
駅の改札口のような分かりやすい場所に集合して、着替え、荷物の保管場所に向かう方法もあります。ランニングステーションの入り口を集合場所にしておき、荷物の保管、着替えを済ませて集合にする方法もあります。
荷物の保管
荷物の保管はコインロッカー、ランニングステーションが考えられます。荷物をコンパクトにまとめてランニングバックに入れて背負って走る選択肢もあります。
着替え場所
着替え場所は、駅などのトイレ、ランニングステーションが考えられます。
走った後のシャワー
走った後に汗を流す場所は銭湯、ランニングステーションが候補です。汗をあまりかかない季節はシャワーを浴びないで着替えだけをする選択もあります。
走った後どうするか
走った後、即解散にするか、軽く食事に行くか、本格的な飲み会にするか、選択肢は幾つかあります。参加者の中から宴会部長を決めて、走った後は宴会部長にバトンタッチする方法もあります。
計画が決まったら
計画が決まったら、参加者の確認、参加者への連絡を行います。
参加者を確認
計画が固まってきたら参加者を改めて確認します。参加者への連絡方法はSNSのグループ機能を使うのがおすすめです。グループを作って参加者を登録しておけば連絡をし忘れるリスクが少なくなります。
参加者に連絡
参加者へ基本事項を連絡します。連絡内容の例です。集合場所の地図をURLで貼り付けると親切です。
- 日時:〇月〇日(木) 19:30
- 集合場所:〇〇ランニングステーション入口前(ロッカーに荷物を預け、走れる状態で集合)
- ランニングコース:皇居5㎞コースを2周(計10km)の予定(1周でもOK)
- ペース:1㎞あたり7分位のペースで走る予定(速く走りたい人は途中からフリーでもOK)
※走り終わった後に希望者で飲みに行く予定です。
前日にしておくこと
前日に改めて参加者に連絡を送ると親切です。
リマインドを送ると安心
改めて参加者に基本事項を連絡します。参加者の中には日時を勘違いしている人もいるかも知れません。
ドタキャンがあれば対応
リマインドの連絡を受けた参加者からキャンセルの連絡があった場合は対応します。走った後の飲み会を予約していた場合、お店にキャンセルの連絡を入れるなどの対応です。
天気予報を見て、場合によっては中止連絡
天気予報を見て雨の確率が高い場合は前日に中止を決めて参加者へ連絡することもあります。天気が微妙な場合は判断を保留にします。保留にする場合は参加者へ「決行・中止の連絡は〇〇時までにします」と一報を入れておきます。
当日しておくこと
当日は参加者をまとめて走ります。余りナーバスにならないで臨機応変に対応します。
早めに行動
仕切る人が遅れてしまうと参加者が混乱します。早めに集合場所に着くようにします。
SNSは小まめにチェック
参加者からキャンセルや遅刻の連絡が入るかも知れません。SNSグループからの連絡は小まめにチェックしましょう。
参加者が集まったらスタート地点まで誘導
集合場所に参加者が集まったら全員来ているかをチェックします。遅れる人が出た場合は待つか、先に行って途中で合流するかを判断します。集合場所からスタート地点まで離れている場合は移動します。
スタート地点まで来たら、集合写真を撮っておくのも良いです。軽くストレッチや準備体操をする時間を取っても良いです。
ある程度集団のペースを作る
タイミングを見てランニングをスタートします。ゆっくりペースで走りながら集団がまとまるのを待ちます。集団がまとまってきたらペースを作って走ります。歩道の幅に応じて2列か1列で走り、歩行者や他のランナーに迷惑をかけない配慮も必要です。
不測の事態は慌てず対応
集団が多くなると不測の事態が起こることもあります。慌てず対応しましょう。不測の事態とは
- ペースについて行けず集団から遅れる
- 落とし物をした
- こけて怪我をした
が多いです。
終わりの締め
最後に締めがあるとメリハリがついて良いです。みんなで集合して「お疲れさまでした」の一言だけでも締まります。
飲み会は宴会部長にバトンタッチ
走り終わった後、食事や飲み会に行く場合は着替え終わってから、みんなを誘導します。ランニングの締めまで担当して、飲み会は事前に決めておいた宴会部長にバトンタッチするもの良い方法です。
2~4人で走る計画
2~4人の少人数で走りに行く場合、参加者はお互いに知っていること多いので仕切る人も楽です。
連絡方法を確保しておけば何とかなる
参加者が決まれば連絡方法を確保します。少人数の場合もSNSのグループ機能がおすすめです。
計画は参加者と相談しながら詰めていくのも楽しい
SNSで参加者グループを作り、計画の内容を相談しながら詰めてゆくと盛り上がります。旅行やショッピングの計画と同じです。
最終決定事項は仕切る人がまとめて参加者に連絡
計画が盛り上がっても最後は仕切る人がまとめる必要があります。最低限決めるべきことを決めて、参加者に改めて連絡します。
当日は臨機応変に楽しく
少人数の場合は気心知れたメンバーなので、当日は臨機応変に楽しく走りましょう。
5人以上のグループで走る計画
参加者の人数が多くなると計画が大切になります。仕切る人が計画を立てます。
連絡方法はSNSのグループ機能がおすすめ
人数が多い場合程、SNSのグループ機能が威力を発揮します。
計画は仕切る人がある程度決めて参加者に連絡
参加人数が少ない場合は相談しながら計画を詰める方法がありますが、参加人数が多い場合、参加者の意見を聞いていると収拾がつなかくなります。仕切る人は計画を決めてしまい、参加者に通知するのが良いです。
参加者からの意見が正当で計画をより良いものにする内容なら取り入れ、改めて参加者に通知します。
参加者の走力に差がある場合は周回コースがおすすめ
参加者が多くなると走力に差が出ることが多いです。周回コースにすれば走力によって走る距離を変えることが出来ます。
走力別にグループを分けて走っても良い
事前に走力の違いが判っている場合は、走るペースでグループを分けるのも良い方法です。走力のある参加者へ事前に連絡してペーサーをお願いしておきましょう。
当日は臨機応変に柔軟な対応で
参加者が多くなるとトラブルも増えやすくなります。大抵のことは冷静に対応すれば解決します。何かあった時のために事前に参加者の中から信頼できる人をサブリーダー的な位置づけにしておくと良いです。
まとめ
ランニングをグループで行うと一人とは違った楽しさがあります。グループで行動する場合、計画を作り、参加者に周知させる仕切り役が必要です。仕切り役は少々面倒ですが、みんなが楽しく走ることができると、計画した甲斐を感じることができます。
グループでのランニングを計画することもランニングの楽しさの一つです。
しゅうぞう
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