ランニング初心者やランニングをこれから始める方は、ランニングは毎日走らないと効果が無いと思っている方もいる様です。ランニングを継続するためには、走らない方が良い日があると聞くと驚く方がいるのではないでしょうか?
ランニングで大切なのは長い目で見ての継続です。ランニングを継続すると健康に近づき、健康を維持しやすくなります。ランニングを継続するために「ランニングをしない方が良い日があるのは矛盾している」と感じるかも知れませんが理由が分かれば納得できます。
この記事はランニングを継続するためのヒントが書かれています。
走らない方がよい日に走ってしまうとどうなる?
ランニングを継続するのが第一です。そのためには走らない方がいい日に走らないことが重要。走らない方がいい日に走ってしまうと次のようなことが起きます。
- 嫌々走ると脳がランニングをネガティブに捉えてしまう
- 故障すると走りたくても走れなくなってしまう
初心者が嫌々走ると脳がランニングをネガティブに捉えてしまう
中級者、上級者はランニングの苦しさを楽しさに変えることができます。これは苦しさを乗り越えて、苦しさ以上に楽しさを得た経験があるからです。しかし、初心者はランニングの苦しさを「ランニング=きついこと」とインプットされてしまいます。
嫌々ランニングをすると「ランニング=嫌なこと」の脳にインプットされしまう
ランニングは多少は身体に負担がかかります。負担を乗り越えることで心地よさに変わってきます。この負担が大き過ぎると「ランニング=嫌なこと」と脳にインプットされてしまいます。インプットされた情報は後々まで脳に残ります。
次回ランニングをするときにの脳の奥に「ランニング=嫌なこと」が残っている
次にランニングをするときに脳には「ランニング=嫌なこと」が残っています。ここでランニングを楽しくできれば、「嫌なことを乗り越えれば楽しくなる」と脳にインプットされます。
逆に更に嫌な思いをすると「ランニング=嫌なこと」がより強く脳にインプットされます。
ランニングをしたくない気持ちになりランニングを継続できない
脳に「ランニング=嫌なこと」が強くインプットされると、ランニングに対してネガティブな気持ちになりランニングの継続が難しくなります。例えば少し寒かったり、暑かったりするだけで、ランニングに出かける気持ちになれないのです。
初心者は「ランニング=楽しいこと」を脳にインプットすることが継続への鍵
初心者は「ランニング=楽しいこと」とインプットするのが大切です。気持ちの良い気候に走ること、景色の良いコースを走ること、少しのきつさを乗り越えて楽しさを感じることなどで、「ランニング=楽しいこと」とインプットされます。
故障すると走りたくても走れなくなる
走力の成長を求め過ぎて、疲労が積み重なった状態で無理して走ると故障をしてしまいます。故障とは脚や膝が痛くなって走れなくなることです。故障は走りたい気持ちがあるのに走れないという辛い状況です。故障をきっかけにランニングを止めてしまうランナーもいます。
ランニングが習慣になると少々無理をしてしまう
ランニングが習慣になり、走る距離が伸びて走れるペースが速くなるとランニングが楽しくなります。もっと長く走りたい、もっと速く走りたいという気持ちも芽生えてきます。このポイティブな気持ちは良いものですが無理をすること繋がる危険があります。
脚や膝に痛みがあっても走ってしまう
よくあるケースが痛みを我慢して走ってしまうことです。ランニングを継続していると、軽い疲労により筋肉や関連する関節周辺に痛みが出ることがあります。疲労を抜いていけば痛みは治まっていきますが、無理をすると症状がひどくなっていきます。
痛みがひどくなり走れなくなってしまう
痛みがひどくなると走ることができなくなります。走りたいのに痛みがひどくて走れないのはランナーにとって辛い状況です。こうならない為にも痛みが軽い状態の時に走らないで脚を休めることが大切になります。
身体のケアをして故障防止、痛みがひどい時は走らないで休息
脚の痛みによる故障をしないためには
- 良いフォームで走る
- ストレッチ、マッサージなど脚のケアをする
- 痛みがでたらひどくなる前に脚を休める
が大切です。
走ってはいけない日とは?
走ってはいけない日を具体的に幾つがあげます。特に初心者は無理をしない方が良いです。中級者は故障に気を付けましょう。
- 疲労が蓄積している日
- 体調が良くない日
- 気候コンディションが悪い日
疲労が蓄積している日
疲労が蓄積していると気持ちが乗らないのでランニングを嫌々することになります。筋肉にも疲労が溜まっていることが多いので故障をしやすい状態です。
肉体的な疲労
肉体的な疲労が溜まったまま走ると気持ち良く走れないので、脳にランニングがネガティブな印象を与えてしまいます。疲労が蓄積すると慢性的な疲労になりランニングの継続が難しくなります。
肉体的な疲労が激しいときは軽めのランニングにするか、ランニングを休むことがおすすめです。精神的な疲労の場合はランニングによりすっきりすることもあります。
脚や膝の痛み
脚や膝に疲労が溜まってくると痛みとして身体からのサインが出ます。痛みを気にし過ぎるのも良くないのですが、痛みを堪えて走り続けると本格的な故障になり、走れなくなってしまいます。
ランニングを継続するには痛みが出ないように、マッサージやストレッチなどのケアをすることが大切です。
体調が良くない日
疲労以外で身体にだるさを感じる時は、風邪のひき始めかもしれません。熱を計ってみたり、心拍が普段より高くないかなど、健康チェックをしてみましょう。
体調不良
身近なところでは風邪などの疾患です。無理をしてランニングをして症状を悪化させると、ランニングができなくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたします。軽い症状の場合はランニングで身体が温まり、血行が良くなることで改善されるケースもありますが、悪化させるケースもあるので注意が必要です。
気候コンディションが悪い日
中級者、上級者ランナーは今までの経験で、気候コンディションを考慮してトレーニング内容を調整ができます。初心者ランナーが気候コンディションの悪い中で走るときつい思いをして「ランニング=嫌なこと」をインプットされてしまいます。
真夏の日中
夏は体温が上がりやすく汗が大量にでるので途中で給水ができるように準備することが大切です。ランニング初心者は気温が30℃を超える真夏の日中は、身体への負担、精神的な負担が大きいのでランニングをしないことがおすすめです。早朝や夜の気温が下がってから走りましょう。
気温が低い真冬の夜、早朝
冬はランニングに適したシーズンですが、寒過ぎる日はランニング初心者にとって負担が大きいです。ランニング初心者は走るペースが遅いので身体が温まり難く寒さがストレスになります。真冬の気温が低い日、風が強い日はランニングを休むことをおすすめします。
冬は日中に保温性の良いウエアで走ることがおすすめです。
雨の日
ランニングに慣れてくれば少々の雨のでも走ることにストレスを感じなくなります。特に真夏の雨はランナーにとって恵みの雨です。
しかし、初心者ランナーは雨がストレスになるので雨の日はランニングを休みにするのがおすすめです。特に寒い日の雨は体調を崩す原因にもなるので休みにしましょう。
怠け心なのか、走ってはいけない日なのかを見極める
ランニングを継続するには少し頑張って走りに行く日もあります。どんなランナーでも走りに行きたくない日はあります。それが怠け心なのか、疲労の蓄積・体調不良のサインなのか見極めるのはとても難しいです。
毎日の体調を管理する
毎朝起きて直ぐに体温と脈拍をチェックします。毎日チェックして記録をつけていくと体調の変化を、体温、心拍数の変化から分かるようになります。平常時の数値と体調を崩しているときに数字の変化があります。
風邪などの前兆があると体温が高くなります。疲労が溜まってくると安静時(朝起きてすぐ)の心拍数が高くなります。
モチベーションを上げる映像見たり、音楽を聴く
身体がだるく感じ走りたくない時はあります。
原因が
- 体調不良
- 肉体疲労の蓄積
の場合はランニングを休むのが良いです。
- 精神的疲労
- 怠け心
の場合は、思い切って外に出て走ってみると心地よく帰って来れることが多いです。
走りたくないと思ったらモチベーションを上げる映像を見たり、音楽を聴いてみてそれでも走りたくないと思ったら身体が休みを求めている証拠です。ランニングはお休みにしましょう。
軽く走ってみる
休むべきか、走るべきか、判断が難しい場合は、とりあえず外に出てウォーキング、軽いランニングをしてみましょう。走り始めの1㎞位は身体が動かなくても2㎞(或いは10分間)を過ぎることから気持ち良く走れることも多いです。
2㎞(或いは10分間)を走っても身体がだるかったり、気持ちが乗らなければ、家に戻って身体を休めましょう。
まとめ
ランニングを継続するためには、走らない方が良い日があります。初心者の場合はランニングを嫌なものと感じてしまう場合です。ランニング習慣になってきたランナーの場合は怪我をしてしまう場合です。
ランニングを継続するためには、ランニングは楽しいものと感じて、怪我をしないようにすることが大切です。
しゅうぞう
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