フルマラソン2時間42分のランナーが初心者に教えたいランニングシューズ選び たった3つのアドバイス

ランニンググッズ

『フルマラソン完走したい!』

そんな思いで走り始めたあなた

  • かっこいい(かわいい)ウェアで走りたい!
  • ランニング専用の時計が欲しい!
  • サングラスも必要?

極めてシンプルで、お金がかからなそうなランニングですが、ハマり始めたら案外あれも、これも揃えたくなりますよね。

なかでもやっぱり一番大事なのがランニングシューズ

ウェアはユニクロでも、GUでも十分です。

サングラスだって、なくても大丈夫!

でも、ランニングシューズだけはこだわりましょう。

見た目ももちろんこだわりたいのですが、何より大切なのはケガをしないためのシューズ選びです。

目標を達成するためには、日々の練習をケガなく継続すること。

そのために必要なたった3つのアドバイスを、フルマラソン2時間42分で走った私がさせて頂きます。

  1. 靴底で選ぶ!
  2. フィット感で選ぶ!
  3. ショップの店員さんを信じすぎない。

この3つを守るだけで、あなたはケガせずランニングを継続することができるでしょう。

では、さっそく見て行きましょう。

靴底で選ぶ!

初めてのシューズ選び!

ショップに行くと、ものすごい数のランニングシューズが陳列されています。

そして

『どれを買ったらいいの?』

と迷ってしまうでしょう。

私が最も重視している選択基準は、靴底の厚さです!

底(ミッドソール)でシューズを選ぶ!

私がシューズ選びをする際に、最もこだわっているのは、シューズの底の厚さです。

ミッドソールと言われる、クッションの役割をするところです。

↑このシューズで言えば、白い部分➕青い部分に当たります。

『 底が厚けりゃいい』ってもんじゃない

一般的には、初心者向けシューズほど、底が厚い傾向にあります。

ショップに行くと、大抵フルマラソンのベストタイム別にシューズが陳列されています。

シューズのカテゴリー分け(例)
  • サブ2.5(~2時間30分)
  • サブ3(~3時間)
  • サブ3.5(~3時間30分)
  • サブ4(~4時間)
  • サブ5(~5時間)~完走目標

大抵このようにベストタイム(または目標タイム)に応じて、シューズをカテゴリー別に陳列してあります。

しかし、ちょっとまった!

そのカテゴリーを鵜呑みにしてしまってもいいものでしょうか?

書籍『BORN TO RUN』を参考に

BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”  クリストファー・ マクドゥーガル  (著), 近藤 隆文 (翻訳) NHK出版 (2010/2/23)

↑私がシューズを選ぶ際の考え方を大きく変えた書籍です。

それまで、私もシューズを選ぶ際には、かかとに適度な厚みのあるシューズを選んでいました。

スポーツショップがお勧めする通りのシューズです。

しかし、いくらクッションに護られても、ケガをしてしまいます。

  • かかと
  • アキレス腱

などにトラブルを抱えることが度々ありました。

しかし、BORN TO RUNによると、『そのクッションこそが諸悪の根源!』と書かれているではないですか?

ケガを防止するには、裸足または、極めて底の薄いサンダルのような履物(ワラーチ)が最適だと書かれていました。

薄いシューズでフォームが変わった!

早速、私も裸足で芝の上やビーチの砂浜を走ったり、いつもより薄いシューズを履いて走ってみました。

すると、不思議なことにケガをしなくなったのです。

以前は『バタバタ』を激しい足音を立てて走っていましたが、よりソフトで衝撃の少ない走りに変化していきました。

そう、シューズによって足を護られる安心感から、知らないうちに雑なランニングを招いていたのですね。

この体験を機に、私はなるべく底の薄いランニングシューズを選んでいます。

底の厚いランニングシューズのデメリットは、地面と足が離れていること。これにより、過回内・過回外を招き、様々なランニング障害を引き起こす原因となります。

 

※過回内:着地の際、足が内側に倒れこむこと。

※過回外:着地の際、足が外側に倒れこむこと。

選ぶ基準は、ワンランク上

以上の理由から、私はランニングシューズを選ぶ際に、ワンランク上のシューズ選びをお勧めします。

  • サブ3→サブ2.5
  • サブ3.5→サブ3
  • サブ4→サブ3.5
  • サブ5~完走→サブ4

最初は不安・・・でも!

最初は確かに心細いです。

元々クッションのあるシューズを履いていた場合、着地時に衝撃を感じるでしょう。

しかし、その心細さこそが重要で、あなたのランニングフォームをより衝撃の少ない、ケガをしにくいランニングフォームに変えてくれます。

薄いシューズを履いて、最初から無理をしてはいけません。それでケガをしてしまっては本末転倒です。じっくり慣らしましょう。

フィット感で選ぶ!

ランニングシューズを選ぶ際、私が2つ目に大切にしていることは、フィット感です。

見た目がカッコいいシューズの方が履いてて気分が良いのはもちろんですが、そのシューズがしっくりこなかったらパフォーマンスを最大に発揮することはできません。

試し履きをする

  • Amazon
  • 楽天
  • ヤフーショップ

などの、ネットショップには、たくさんのシューズが揃っています。

そして安い!

送料無料で届けてくれるショップも多いので魅力的です。

カッコいいし、マイサイズがあるからポチっと購入してしまった結果、そのシューズがあなたの足に合わなかったらどうでしょう。

  • つま先があたる
  • 横幅が狭い
  • そもそもまったくサイズが合っていない

それもそのはず、一口にランニングシューズといっても、メーカーによってサイズ感が違います。

横幅も重要

一般的に

  • 国内メーカーは幅広(ワイド)
  • 海外メーカーは幅細(スリム)

という傾向があります。

国内メーカー

  • アシックス
  • ミズノ

など

海外メーカー

  • ナイキ
  • アディダス
  • ニューバランス
  • アンダーアーマー

など

シューズの横幅はEで表記されます。

シューズの横幅(ワイズ)表記
  • E
  • 2E
  • 3E
  • 4E

もちろん、

E<4E

Eが細く、4Eが広いです。

ショップに行くと、足長と足囲(幅)を測ってもらえます。

足囲が分かれば、あなたにぴったりなのはEのシューズか、それとも2E、3E、4Eのシューズなのかわかりますので、ショップで測ってもらうと安心です。

ご自身で測りたい場合は、こちらのサイトにを参考にされて下さい。(Mizuno公式サイトより)

シューズの基本サイズ(JIS規格)・サイズ表

  • 足長・足囲の測り方
  • 足長・足囲をもとにしたあなたのワイズ(E~4E)

をご自身で知ることができます。

しっくり来るか?

ショップでは、サイズ表記を参考に、シューズ気になるシューズを片っ端から履いていきましょう。

その際、正しくヒモを結んで履きましょう。

YouTubeで探せば正しい紐の結び方の動画が多数見つかりますので見てみてください

ヒモを正しく結んだら、立ち上がり、可能ならば店内を歩いてみて下さい。

この時点でしっくりこないシューズは、走ってもしっくり来ません。

いくらデザインが気に入っていても、諦めましょう。

この時点で、ストレスなく履ければ合格です。

ショップ店員を信じすぎない

足のサイズを測ってもらったり、試着させてもらったり、お世話になった店員さん。

きっと、あなたにぴったりのアドバイスをくれるでしょう。

しかし、それはマニュアル通りの場合があります。

シューズを売る人は皆ランナーではない

スポーツショップで働く店員さんは、皆が経験豊富なランナーとは限りません。

あなたのフルマラソンベストタイム(目標タイム)を基にした、ごくごくマニュアル的なアドバイスである可能性もあります。

店員さんに、さりげなくランニング経験の有無を聞いてみるといいかもしれません。

店員のアドバイスを鵜呑みにしない

ランニング経験のある店員さんなら、きっと正しくアドバイスを頂けるでしょう。

しかし、初心者にとって、ちょっと話したくらいではランナーとしてどれくらいのレベルなのか判断が難しいところです。

判断に迷ったら、メーカー推奨のカテゴリー分けよりワンランク上のシューズを選ぶことをお勧めします。

判断に迷ったらワンランク上!

  • サブ3→サブ2.5
  • サブ3.5→サブ3
  • サブ4→サブ3.5
  • サブ5~完走→サブ4
ショップの店員さんを批判しているわけではありません。店員さんも親身になって接していると思います。しかし、マニュアルだけでシューズを勧める店員さんを度々お見掛けしたのも事実であることをご理解ください。

まとめ

ランニングシューズを選ぶ際に必要な、たった3つのアドバイス

  1. 靴底で選ぶ!
  2. フィット感で選ぶ!
  3. ショップの店員さんを信じすぎない。

についてお話させて頂きました。