ランナー同士で盛り上がる話題、注意が必要な話題

初心者ランナー向け

ランナーが集まるとランニングの話題で盛り上がります。同じ話題を共有できる仲間がいることは、とても楽しく時間が過ぎるのを忘れてしまいます。仲間とゆっくり走るとき、話をしながら走るのはランニングの楽しさの一つです。

盛り上がるランニングの話題ですが、人によっては不快に感じる話題もあります。自慢話を延々されると聞いている方は楽しくないです。自分が興味がある話題を面白く話してくれる人の話はずっと聞いていたいものです。聞き上手な人も一緒に話をしていて楽しいです。

この記事はランニングの話題について、喜ばれる話題、気をつけたい話題などが書かれています。

定番の話題

ランニングのレベルに関わらずランニングに興味があれば盛り上がる定番の話題があります。会話にきっかけは定番の話題から入るのがおすすめです

  1. 天気
  2. 東京マラソン
  3. 有名ランナー

天気

天気は日常生活でも共通の話題にしやすいです。トレーニングや大会に結び付けて天気の話題をすると話が広がりやすいです

  • 最近雨が多いので外を走れないですね。
  • 来週日曜日の○○マラソンは良い天気になりそうですね。
  • 暑さが和らいできたので朝と夜は走りやすくなりましたね。

などです。

東京マラソン

東京マラソンは日本で一番メジャーなマラソン大会です。市民ランナーから世界のトップレベルのランナーが一緒に走ります。毎年、タレントやアナウンサーが走る姿をテレビで中継するのでランニングをしない人とでも盛り上がれる話題です

参加人数は3万人を超え、日本最大規模です。車の通行を規制して東京のど真ん中を走れる点も魅力です。沿道の応援人数も日本最大規模です。

有名ランナー

マラソンは日本人に人気のスポーツです。有名ランナーは話題になります。箱根駅伝の盛り上がりで大学生ランナーも話題になります。有名ランナーも共通で盛り上がれる話題の一つです。現役のトップランナーから伝説のランナー、テレビの解説をしている元ランナーなど、話題にしやすい人はたくさんいます。

テレビやネットで有名ランナーの情報を仕入れておくと、会話のきっかけにしやすいです

ランニングの話題で注意したいこと

せっかくランニングの話をするのなら、楽しく盛り上がりたいです。ランニングの話題で注意したい点をあげました。

  1. 自分の自慢
  2. 相手の話の腰を折る
  3. 人によってはタイムの話をしたくない
  4. 故障している人には労りを

自分の自慢

自慢話をされるのは聞いていて嫌なものです。頑張って出した自己ベストタイムを自慢したい気持ちは分かります。自己ベストタイムを出したことを仲間に報告をする位なら問題はありません。

トレーニング方法から当日のレースの状況を延々と話をすると周りの人は聞くのが面倒になることもあります。楽しくの盛り上がっているのか、自分の自慢話になっているのかは、周りの空気を読んで判断しましょう

相手の話の腰を折る

普段の会話でも相手の腰を折る人は嫌われます。ランナーは自分が頑張ったことを人から賞賛して貰いたい人が多いです。頑張っているランナーを賞賛するのはランナーとして良い姿勢です。お互いに頑張ったことを褒め合うと良い関係が築けます。

「今月は頑張って月間走行距離が200kmを超えた!」と言う相手に対して「俺は250kmを超えた」と言い返すのは大人気ないです。「おおっ、頑張ったね」と言えば良い雰囲気で話が進みます。

人によってはタイムの話をしたくない

いきなり「フルマラソンの自己ベストは?」と聞かれると嫌な思いをする人もいます。ランナーは負けず嫌いな人が多いので、相手のタイムより自分のタイムが遅いと嫌な思いをするのです

タイムの話が好きな人もいます。走る度に自己ベストタイムを更新しているランナーは、タイムの話をしたくてたまらない状態です。タイムの話題も相手の様子をみながらするのが良いです

故障をしている人には労わりを

脚や膝を痛めて思うようにトレーニングできない人にとって、他のランナーが自己ベストタイムを出した話題は聞いていて辛いかも知れません。少し話題に気を使うと良いです。

相手に質問するときに便利な話題

初めて会ったランナー同士で話を始めるにはきっかけが必要です。定番の話題でも良いのですが、相手が、しっかり走っているランナーなら広げやすい話題があります。

  1. ランニングを始めてどれ位ですか?
  2. 走り始めたきっかけは?
  3. どんな大会に申し込んでますか?
  4. 普段どの辺りを走ってますか?
  5. シューズは〇〇をよく履くのですか?

ランニングを始めてどれ位ですか?

「走暦」「月間走行距離」「自己ベストタイム」はランナーでは名刺代わりの話題です。その中でも「走暦」は最も無難な話題です。「走り始めて何年位ですか?」だけで話のきっかけになります。相手の返事に対するリアクションも話題を広げる鍵です

  • 走暦が長い人に「すごいですね、そんなに長く続けるのは大変ですよね」
  • 走り始めて1~2年の人に「走る度にタイムが伸びて、楽しい時期ですよね」
  • 1ヶ月程度の人に「続けていくとランニングにはまって楽しくなりますよ」

と言った具合です。

走り始めたきっかけは?

走り始めたきっかけも話を振りやすい話題です。男性の場合は

  • 健康診断の数値が悪かったから
  • お腹が出てきたのが気になるので

が多いです。
女性は

  • ダイエット
  • 健康のため
  • 育児が一段落して何か始めたかったから

が多いです。会社の仲間に誘われたケースも多いです。走り始めたきっかけが自分と同じだと話が盛り上がります

どんな大会に申し込んでますか?

中級レベル以上のランナーは定期的に大会に参加してる場合が多いです。同じ大会に申し込んでいる場合は話が盛り上がります相手が申し込んでいる大会に自分が参加したことがあれば、自分が知っている情報を相手に伝えれば感謝されます

普段どの辺りを走っていますか?

好きなランニングコースを話すのは楽しいです。住んでいる場所を聞かれることに抵抗がある人もいるかも知れませんので、少し注意が必要な話題です。ある程度親しくなってから聞くのがよいかも知れません。

シューズは○○を良く履くのですか?

履いているランニングシューズを見て話題を振ってみるのも良いです。履いているシューズのメーカーをみて「〇〇を良く履くのですか?」と質問してみましょう。シューズの情報交換になるかも知れません。

シューズはランナーの興味が高いアイテムの一つなので話が盛り上がりやすいです

情報交換で盛り上がる話題

中級、上級のランナー同士の会話は情報交換の意味も大きいです。こちらから有益な情報を出せば相手にも喜ばれ話題が弾みます。相手に好意的に思われることもあります。

  1. 今までに走った大会
  2. お気に入りのランニングコース
  3. ランニングアイテム

今までに走った大会

ランニングコースはコース図や高低図だけでは分からないことも多いです。スタート前の空いているトイレの場所やウォーミングアップをしやすい場所は有益な情報です。生の声をお互いに交換するとギブ&テイクの良い関係ができます

お気に入りのランニングコース

レベルが上がってくると走るペースも上がり、歩行者が多い場所では快適に走れなくなってきます。少し位離れた場所でもトレーニングのために走りやすい場所を探しているランナーも多くいます

自分のお気に入りのランニングコースが相手の役に立つ場合もあります。レベルが合えば一緒に走りに行く約束をして盛り上がるかも知れません。

ランニングアイテム

中級、上級ランナーになれば、自分が気に入ったランニングアイテムがあり、なかなか変えることができません。お互いにお気に入りのアイテムに関して情報交換をすればより良いアイテムを見つけるきっかけになることもあります

ランニングのアイテムはシューズだけでなく、ウエア、補給食、サプリメント、プロテインなどさまざまです。

ちょっとうんちくを語る

ランニングのうんちくを語るのは男性ランナーに多いようです。本や雑誌には多くのランニングに関する情報が載っています。お互いの知識を語り、持論をぶつけ合えると楽しいです。相手の意見を聞くことも大事です。

自分の意見を延々と話すのはルール違反です。うんちくを聞くのが煩わしいと思うランナーもいるので話をする相手には気をつけましょう。

  1. 自分のトレーニング方法
  2. ランニングフォーム

自分のトレーニング方法

タイムがどんどん伸びているランナーは自分のトレーニング方法を人に話したくなるものです。あまりしつこく話すと自慢するように聞えるので気をつけましょう。相手の興味に応えるような話ができると良いです

ランニングフォーム

ランニングフォームについてはいろいろな意見があるので盛り上がる話題の一つです。
着地は踵が良いのか前足部が良いのか、腕振りは横振りでも良いのか、持論を熱く語るランナーもいます。

ランニングフォームに正解は無いので、議論になるのは楽しいのですが相手の意見を受け入れながら自分の意見を語る姿勢が良いです

まとめ

ランナーが盛り上がる話題、注意した方が良いことをまとめてみました。同じ趣味を持つもの同士が話をするのはとても楽しいです。よりランニングの話題を楽しくするためには自慢話は避け、相手を思いながら話をするのが良いです。

ランニングの話題は有益な情報交換にもなります。自分が使って良かったランニングアイテムや参加した大会の情報を共有しましょう。

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しゅうぞう

しゅうぞう

現役のランニングインストラクターです。パーソナルで教えたランナーは400人以上、レッスン時間は約2000時間になります。週2回のグループレッスンも担当。ランニング学会会員です。ランナー、ランニングインストラクターとしての経験を記事に発信します。自己ベストタイムはフルマラソン2時間57分30秒(2016年)、ハーフマラソン1時間22分3秒(2018年)。