冬ランニングの必須アイテム、手袋を使い分ける

ランニング知識

冬のランニングで手袋は重宝します。手や指先が温かくなると体感温度が上がったように感じられます。走っていて暑く感じたら直ぐに手袋を外して体温調整ができるのも、手袋の良い点です。

寒い日は手袋なしで走ると指先の冷えが気になってランニングに集中できなくなります。手袋は素材、厚さによって保温効果が違います。ランニングで使用する場合は薄くて軽い方が走りやすいです。

ランニングで使う手袋はシーンによって使い分けるのがおすすめです。手袋の種類とおすすめ手袋を紹介します。

ランニングで手袋を使う目的

冬のランニングで手袋を使うのは主に防寒対策です。その他にも日焼け対策おしゃれアイテムとしても活躍します。

防寒対策

手袋の大きな目的は防寒対策です。身体の末端を温めると寒さの感覚が和らぐとも言われているので、手を温めるのは有効な防寒対策です。

体温調整

ランニングの防寒具として手袋が優れているのは、身体が温まり暑く感じたら外すことができる点です。外した手袋はポケットに入れたり、ランニングパンツに挟めば邪魔になりません。寒くなったらまた着ければ良いので便利です。

日焼け対策

夏程ではありませんが冬も日焼けをします。日焼けを気にするランナーは手袋で防備します。

ウエアとコーディネート

手袋はコーディネートのワンポイントアイテムとしても有効です。手袋を何種類か持っておき、ウエアに合わせて使い分けるのも楽しいです。

鼻水を拭う

「ランナーあるある」ですが、冬のランニングは鼻水が出てきて対処に困ります。多くのランナーは手袋で鼻水を拭っているのではないでしょうか。鼻の下を何度も擦ることになるので、手袋の素材は肌に優しいものが良いです。

手袋を選ぶポイント

手袋を選ぶポイントはバランスです。ランニング仲間とゆっくり走る日は暖かさを優先します。一人で速いペースで走る日は薄手で通気性の良いものが走りやすいです。デザインや価格も選ぶポイントです。

価格

価格は重要です。手袋を無くすケースも多くあります。手袋をポケットに入れておき、いつの間にか片方だけ落とした経験したことがある方は多いのではないでしょうか。高価な手袋は保温性が良くデザインにも優れています。

無くすリスクを考えると価格が安い手袋を選ぶ選択肢もあります。

素材

素材もランニングには大切な要素です。ニットは最も一般的で肌触りも良く、保温性もあります。フリース地も良いです。防寒性能の高い手袋は素材が厚くなりゴワゴワしてランニングには向いていない場合もあります。ヒートテック素材の手袋もあります。

ウエアは冬用でも通気性、吸汗性、速乾性が大切ですが、手袋はそれ程重要ではありません。手は余り汗をかかないし、汗をかいてきたら手袋を外せば良いからです。

色・デザイン

手袋はワンポイントアイテムとして有効です。地味なウエアのときに手袋だけ目立つ色にするのも良いです。価格が安いものは何種類か購入すれば、ウエアに合わせて使い分けることができます。

スマホ対応

ランニング中にスマホを使うランナーはスマホ対応の手袋が便利です。指先に特殊加工がされているので、手袋をはめたままスマホ操作ができます。指先を切ってある手袋もスマホ操作や細かい作業をするときに便利ですが防寒性能は劣ります。

防寒性能

防寒性能は高い方が良いのですが、軽くて着け心地が良い手袋は価格が高くなりますスポーツメーカーが開発した発熱素材は薄くて防寒性能が良いものが多いです。アパレルメーカーも発熱素材で作った手袋を販売しており防寒性能が高いです。

手袋の種類と特徴

手袋の種類と特徴を見ていきます。値段が安いものから順に並べています。

カラー軍手

100円ショップで購入できます。魅力は価格です。温かさもそこそこあります。消耗品として重宝します。

フリース地手袋

安いものは100円ショップの300円コーナーなどでも手に入ります。スポーツメーカーが販売しているランニング用手袋にもフリース地があります。価格は2,000円程度と少し高くなりますが、肌触り保温性能は上がります。

発熱素材手袋

発熱素材の手袋は寒さ対策として良い選択です。それ程厚さも無いので普段のランニングに十分使用できます。価格は500~2,000円程度です。価格の差は防寒性能の差です。

レース用ランニング手袋

スポーツメーカーがランニング用に発売している手袋の特徴は薄くて軽いことです。防寒性能は多少劣りますが、手にピタリと馴染んで走りやすいです。価格は2,000~3,000円程度です。

アウトドア用手袋

アウトドア用品の手袋は価格が高いですが防寒性能が高いです。防寒性能を重視するもの、通気性・速乾性を重視するものなど目的によって選ぶと良いです。防寒性能が高いと素材が厚くなります。

シーン別おすすめ手袋

普段のランニングからランニングの大会まで、様々なケースと寒さによって手袋は使い分けると良いです。

普段のランニング

それ程寒さが厳しくない日は100円ショップのカラー軍手がおすすめです。使う頻度が高い普段のランニングは無くすリスクも高くなります。価格の安さは魅力です。安いフリース地の手袋も良いです。

寒い日のランニング

発熱素材の手袋がおすすめです。発汗により発熱する素材もあります。走って汗がでると温かさが増します。

とても寒い日のランニング

アウトドア用の防寒手袋があると心強いです。薄手のランニング用手袋と発熱素材の手袋を重ねて使う方法もあります。

ランニングのレース

ランニング用の薄手の手袋がおすすめです。寒さが厳しいレースはフリース地のランニング手袋が良いです。

まとめ

冬は寒くて外に出るのが億劫になりますが、ランニング用に手袋を用意すると走りに行きたくなる気持ちが芽生えます。ランニング手袋は素材、保温性能、価格など選ぶ要素がいろいろあります。

ニーズに合わせて何種類かの手袋を持って、冬のランニングを楽しみましょう。

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しゅうぞう

しゅうぞう

現役のランニングインストラクターです。パーソナルで教えたランナーは400人以上、レッスン時間は約2000時間になります。週2回のグループレッスンも担当。ランニング学会会員です。ランナー、ランニングインストラクターとしての経験を記事に発信します。自己ベストタイムはフルマラソン2時間57分30秒(2016年)、ハーフマラソン1時間22分3秒(2018年)。